ゲーム機のコントローラーのスティック不調を自力で修理した。 その1 DUALSHOCK4 注意点など

こんにちは。ぐなという者です。今回の記事は、以前PS4の純正コントローラーであるデュアルショック4を修理した時のことについて書いていこうと思います。

こちらは実際に修理しているときの様子を撮った僕のyoutubeになります。

普段あまり動画編集をしないので見づらい点もありますが、ご了承ください。

分解手順について

特別なドライバーは必要ありません。標準の+ドライバーで開けることができます。

が、1つ注意点としては、他の分解している方も仰っているのを見かけますが、最初に開けるときはとても固く取り付けられていて、何か薄いある程度丈夫なヘラのようなものがないと空けるのが困難かもしれません。

開けられたら中に緑色のメイン基板があるのですが、その基盤と振動モーターは赤と黒の銅線で取り付けられているので、ここからはんだごての出番になります。

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【注意点】はんだごての種類には、主に「ニクロムヒーター」と「セラミックヒーター」の2タイプがあるようですが、ゲームコントローラーなどの精密な電子基板には、電磁波の関係でクロム式よりセラミック式の方が相性が良いようです。

このコントローラーのスティック基板を修理する上で一番の肝となるポイントが、

はんだごてを使って緑色のメイン基板からスティック基板を抜き取るときに、かなりしっかりと張り付いているのでうまく抜き取ることができず、熱しすぎて緑基盤がオーバーヒートを起こし故障の原因になったり、はんだごてを無理やり押し当ててグリグリと外そうとしてしまうと、スティック基板の足が取り付けられている穴の周りのランド(画像参照)が剥がれてしまったりと、

取り返しのつかない要素があるので注意です!

また、専門的な話にはなりますが、パターンと言って基板表面のランドとランドをつないでいる膜がはんだごてで触れ続けていると稀にはがれてしまうことがあります。(僕も経験ありです。。。)

そんな時、対処法はないと思っていましたが、このような補修ペンという物があるそうです。

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スティック基板を着脱するのに必要不可欠な物

個人的には、

  • 低融点はんだ(僕はメルカリで購入しました)
  • フラックス

の2つが必須級だと考えています。理由は、

フラックスを使うことで、
✓ はんだ粉の表面と母材の金属表面の酸化被膜や表面皮膜を除去し、はんだがつく状態にする(これを「ぬれる」と表現します。)
✓ 金属表面の再酸化を防止し清潔な金属表面を保つ
などの作用があり、はんだ付けを可能にする役割を担っています。 (https://www.kaken-tech.co.jp/mounting/flux/より抜粋)

こちらがAmazonでも定番で僕も使っているフラックスになります。

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低融点はんだは、DUALSHOCK4のように固くスティック基板がはんだ付けされている場合、はんだごてで熱した際にはんだが低い温度でも液体に溶けやすくなり、スティック基板の着脱が楽になるからです。

スティック基板を新しいものに取り換えた後の手順

新しいスティック基板に取り換えられたらすることですが、僕の動画内でも行っていますが、スティックにはニュートラルポジションという物があり、これがずれていると、ゲーム内でキャラクターやカーソルが微妙に動いてしまうことがあります。

これを修正するのが、「センター調整」になります。

センター調整には2パターンあるのですが、必要な道具は、「少し大きめの口径のマイナスドライバー」or「ラジオペンチ」になります。

僕のおすすめする方法は、-ドライバーを使った方法になります。ラジオペンチを使った方法は、あすか修繕堂さんが解説してくださっていますが、ドライバーを使った方法のほうが簡単でやりやすいからです。

以下、ドライバーを使ったセンター調整の方法です。

ゲームパッドテスター-コントローラーとジョイスティックをオンラインで確認

↑こちらのサイトでコントローラーの動作チェックができます。

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